以前はバニラエアで1480円で韓国に行けました…

現在、日本の航空会社を使って日本から韓国に向かう場合は、ソウルへなら格安航空会社のピーチかANAだけとなります。金浦空港へなら、羽田から複数の航空会社が飛んでいます。航空運賃はピーチが最も安く、10,000円を切って最安値になったりしています。韓国を中心とした海外の格安航空会社も多数、日本と韓国を結ぶ路線に参入していますが、ピーチが最安値となっていることが多いです。

以前は、ピーチよりも安い日本の格安航空会社が就航していました。ANA系列のバニラエアです。なんと成田ソウル間、片道1480円という格安航空券を販売していたこともあったくらいです。

この価格なら、電車で少々離れた場所に行くのと変わりません。しかも日本の航空会社です。言葉も通じやすく、使い勝手がいいわけですから、年配者でも海外旅行の初心者でも、利用しやすいわけです。成田空港を使っていましたから、その面では不便もありましたが、海外旅行ですから、そこは割り切れていたでしょう。旅行客にとってはいい時期が続いていましたが、さすがにその価格では採算が取れなくなったのでしょう。

成田空港とソウルを結ぶ路線には、海外の格安航空会社が多数参入し、便数がますます過剰になっていくような状況でもありましたので、そのためもあってか、2015年にバニラエアはこの路線から撤退することになりました。運休という発表でしたが、その後、羽田からソウルにANAが就航しましたので、事実上の撤退だったということでしょう。しかしバニラエアは、他の海外路線には変わらず就航しています。会社としての経営状態ということではなく、成田ソウル便の低価格路線が維持できなくなったということでしょう。

飛行機を飛ばし続ける以上は、空気を運ぶより、どんなに航空運賃を下げても、座席は埋めたいものです。従来は、空気を運んでいようと、日本の航空会社は決して値下げしませんでした。全社が同じ路線で同一運賃としていて、割引きプランもないに等しかったので、航空運賃は一律で、競争もありませんでした。航空運賃は新幹線より高く、飛行機に乗るのは少々ぜいたくなことだったのです。しかし、その頃海外ではエアバスなどという言葉もあり、飛行機はとうにごく身近な乗り物となっていました。日本でもようやくその状況に近づきつつあります。
さすがに1480円という値段はもう見られないかもしれませんが、格安航空会社には、ぎりぎり採算の取れる価格で、運航を続けてほしいものです。”